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【ベストセラー健康法】正しい知識得て「肺炎」を予防する 呼吸器内科のスペシャリスト、大谷義夫医師が指南 (1/2ページ)

 いまだ出口が見えない新型コロナウイルス感染症。「正しく恐れることが重要」と繰り返し言われる。では「正しく恐れる」ことを“正しく”知っている人はどれだけいるだろうか。肺炎と向き合って30年という呼吸器内科のスペシャリストが指南する。

 「毎日のようにコロナ疑いの方を診察していますが、正直に申しますと、私もコロナが怖いです。ただ、正しい知識を得て、手洗いや消毒、マスクなどで予防し、重症化リスクを下げる生活習慣を身につければ、“正しく恐れる”ことができます。知識としては、言葉は知っているけれども実態はよく分からない『肺炎』について知ることが大切です」

 そう語るのは『肺炎を正しく恐れる』(日経BP)著者で池袋大谷クリニック院長、消化器内科が専門の大谷義夫医師。

 そもそも新型コロナウイルスの肺炎は、これまでの肺炎と何が違うのか。肺炎は病原体の種類によって「細菌性肺炎」「ウイルス性肺炎」に大別されるが、新型コロナウイルスはもちろんウイルス性肺炎に該当する。

 また、重要なのは「肺のどこに炎症が起きたか」。ウイルスが原因の肺炎の場合、肺胞の壁やその周辺の「間質」で炎症が起きる「間質性肺炎」になるが、新型コロナウイルスによる肺炎の難しさは「間質性肺炎」の次の特徴による部分が大きいという。

 (1)間質性肺炎の場合、炎症部分に薄くぼんやりした影しか映らないため、レントゲンなどの画像診断で判別しにくい。

 (2)ウイルスが原因の間質性肺炎は、ウイルスを完全に退治する薬がないため、対症療法が中心となり、治療が難しい。

 (3)新型コロナウイルスはアレルギーや自己免疫疾患と同じく、免疫の暴走を引き起こす。そのため、敗血症や多臓器不全を招くことも。

 ちなみに、新型コロナウイルスの場合、発症前の感染者からうつるのが45%というデータがある。だからこそ、「うつさないため」にマスクをつけることは非常に重要だ。

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