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【がんと診断されたときの対処術】がんと診断されたときに欠かせない“心の整理”支援 国内死因第1位、告知されるとショックを受けやすい (1/2ページ)

 新型コロナも怖いが、がんも恐ろしい。国内では年間37万人以上が、がんで命を奪われている。しかし、医療の進歩で進行がんでも克服できるケースが増えている。そこでがんと診断されたときの対処術について、がんの診断・治療で定評のある「がん・感染症センター都立駒込病院」(東京都文京区)の専門医に聞いた。

 がん患者は年間100万人以上と推計され、単純計算すれば、10年間で1000万人以上。つまり、誰もが「がん」と診断される可能性を秘めている。だが、国内死因第1位の病気だけに、いまも告知されるとショックを受けやすい。

 健康診断などで「要検査」といった文字があると、「もしやがんかも…」と思って、それだけでも不安が膨らむ人がいるのではないか。そうした状況で、医師から「がんです」と告知を受けると、「なんで私が!」という思いも含め、頭の中がぐちゃぐちゃに混乱する-というのは珍しい話ではない。

 「一般的に告知から2~4週間は、心の葛藤が強い時期で、患者さんは説明された内容がわかった感じがしないことが多い。いろいろな思いが心に氾濫(はんらん)して整理がつかないのが一般的といえます」

 こう指摘するのは、同病院名誉院長(特別顧問)の鳶巣(とびす)賢一医師=写真。『がんと闘う病院 都立駒込病院の挑戦』(講談社刊)の著者のひとりで、昨年4月、名誉院長就任を機に、同病院で「意思決定支援外来」を開設した。

 告知を受けた患者が、納得のいく結論が出せるように、心の整理や治療の選択、人生の選択などを行えるようにサポートしている。

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