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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》シャチの気持ちも分かる…あの大技を作ったレジェンド 鴨川シーワールド (1/2ページ)

 大好きな水族館「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)が10月1日に開業半世紀を迎えた。何度も訪れているが、そんなに歴史が長いとは知らなかった。さらに驚いたのは、名物のシャチのパフォーマンスは開業当時から行われており、それを見た少年が「伝説のトレーナー」(関係者)となって、今は館長を務めているということだ。

 勝俣浩館長(58)は鴨川市出身で、開業当時に招待された地元小学生の一人。当時のパフォーマンスは、「獰猛(どうもう)な動物としてずらりと並んだ歯を見せたり、口の中にトレーナーが顔を入れたりとサーカスみたいな要素もあった」と振り返る。

 「動物に興味があった」という勝俣さんは帯広畜産大を卒業し、昭和62年に同館に入社。ほどなくして、大学時代にラグビーで鍛えた体が「丈夫そう」だと、シャチのトレーナーに抜擢(ばってき)された。まだ飼育方法やトレーニング技術も確立されていない時代。10年ほどシャチの世話をし、ともに潜って、ジャンプなど技の種類を増やしていったという。

 シャチが腹を上にしてジャンプし、背中から落ちて派手に水が飛び散る「バックビート」、シャチのむなびれに足をかけたトレーナーがシャチのジャンプとともに飛ばされる「ベリーブロー」などを勝俣さんらが作り上げた。今も会場が大いに盛り上がる技で、現在のダイナミックなパフォーマンスの基礎となった。