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【コロナと不安】家庭事情に無理解な上司への“怒り”対処法 気遣ってくれたことは感謝した上で、自分の考えを伝える (1/2ページ)

 新型コロナウィルスの感染予防がきっかけで在宅勤務になった会社員E夫さん(男性30代)は、医療機関で働いている妻と保育園児の子供(3歳)の3人暮らしである。コロナ以降は、子供の体調が少しでも悪いと保育園から親に連絡が入り、家にいるE夫さんがいつも迎えに行っていた。妻は申し訳なさそうにしていたが、E夫さんはコロナ禍で頑張っている妻を尊敬し、できる限りのサポートをしたいと思っていたそうだ。

 E夫さんが上司(男性50代)に、家庭の事情でメールやチャットの返事がすぐにできない場合があることを伝えると、労(ねぎら)いの言葉とともに「自分の経験を話したい」と食事に誘われた。せっかくなので誘いに応じたのは良いが、お酒も入り冗舌になった上司は「夫」と「父親」の在り方を熱心に語り出した。

 妻の仕事のために育児を手伝うというのは一家の大黒柱のすることではない、男として妻にどのような態度を取れば良いか--というような話が延々と続いたのである。

 自分と価値観が全く違う話にもE夫さんが黙って聞いていたので、上司は自分のアドバイスに納得していると捉えたようである。帰り際には「これからは仕事のことも家庭のことも遠慮なく相談してほしい」と言われ、モヤモヤしながらも「ありがとうございます」と返事をしてしまった。

 上司からいろいろと諭されて以降、E夫さんは育児を理由に仕事を中断するのが憚(はばか)られ、テレワークがしにくくなった。チャットにすぐに反応しないと、「(夫として)頑張れ」という見当外れな応援の連絡が入ったりもした。

 上司には、妻の尻に敷かれている状態から抜けられず困っているように思えたのだろう。

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