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【松浦達也 肉道場入門!】旨み引き出す丁寧な仕込み調理 沖縄から東京上陸「やっぱりステーキ」 (1/2ページ)

 ★絶品必食編

 いま、日本におけるステーキの話題はこの店を中心に回っている。

 「やっぱりステーキ」。沖縄生まれ沖縄育ち。業態としてはまだ5年ながら、ステーキ文化が深く根づいた沖縄で「1000円でステーキ(ライス、サラダ、スープ付き)が食べられる」と人気に火がつき出店を拡大。

 この6月、ついに東京・吉祥寺に上陸。すぐさま行列店となった。

 看板メニューは店名と同名の「やっぱりステーキ」。米国産牛のミスジ(肩甲骨の内側あたり)150グラムが1000円という価格自体、破格だが、印象的なのは調理までも精妙になされていることだ。

 焼肉店でも珍重されるミスジは、実は少々筋が多く、ステーキにするとなると、“掃除”に一手間かかる。しかし“安旨”のはずなのに目の前に現れた肉はスジがきれいに取り去られ、ミスジ本来のキメの細かい肉質が際立つ。

 厨房で最低限の加熱をされた肉は、温められた富士山の溶岩石の上に鎮座して、ジリジリと細かな音を立てる。

 よくあるチンチンに熱せられた鉄板の上でジュウジュウと音を立てた肉は、すぐ焼けすぎてしまうが、この店のプレートは一味違う。

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