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【追跡 コロナ第3波と「性の変化」】「しまった」と思ったら症状がなくても性感染症の検査を 放置すると不妊症の原因に (1/2ページ)

 ビフォーコロナでは、性感染症の梅毒急増が注目され、原因は外国人旅行者の夜の爆買いではないかとささやかれた。しかし、訪日外国人数が激減した現在も感染者数はほぼ横ばいである。生きて活動している限り、人間同士の接触はさけられない。感染症も性感染症と同様で、常に感染リスクがあると心して、予防のために正しい知識を持つことが大事だ。

 今回は性感染症の外来で100万人近くの患者を診てきた尾上泰彦医師に、性感染予防の観点で話を聞いた。「日本で感染者が最も多いクラミジアをはじめとして、自覚症状がほとんどないのが性感染症の怖いところ。放置してしまうと、女性は子宮頸管炎、卵管狭窄や腹膜炎などを発症し不妊症の原因になり、男性では前立腺や精巣上体に炎症を起こし不妊症になるケースがあります。性感染症は早期発見・早期治療が重要です」

 そこで、こんな時に注意すべき男性向け性感染症簡易チェック表を用意した=表参照。

 もし何らかの症状が気になったら、心当たりの性的接触があったかどうか振り返ってほしい。その時期を特定しやすいよう潜伏期間をざっくりまとめたが、あくまでも目安である=表参照。

 潜伏期間は感染してから症状が出るまでの期間。この時期には病原菌の存在を調べる検査(クラミジア、淋菌、トリコモナスなど)は有効だが、血液中の「抗体」を調べる検査(HIV・梅毒・B型肝炎など)は個人差があり、抗体ができるには感染して1カ月以上かかるので、感染を疑って急いで検査しても偽陰性になってしまう場合もある。

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