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【マンガ探偵局がゆく】戦後の少年雑誌 ニーズに応えてマンガページを増やした「少年」 (1/2ページ)

 戦後の少年雑誌に関する調査依頼だ。

 「子供時代に『少年』という月刊雑誌を毎号買ってもらっていました。手塚治虫さんの『鉄腕アトム』、横山光輝さんの『鉄人28号』、関谷ひさしさんの『ストップ!にいちゃん』、白土三平さんの『サスケ』、藤子不二雄さんの『忍者ハットリくん』などおもしろいマンガがいっぱい。紙製組立付録もレコードプレイヤーや幻灯機、スパイ・アタッシェケースなどけっこう豪華でした。それ以前の『少年』にはマンガがほとんどなかった、と聞いたのですけど、どんな感じだったのでしょう?」(団塊オヤジ)

 月刊少年誌を毎号買ってもらっていたとはうらやましい。探偵長は友だちに借りたり、理髪店の待合室で読んでいたのだ。

 さて、依頼の「少年」は戦後まもない1946年11月に光文社から創刊された月刊少年誌。読者は小学校高学年(当時の国民学校初等科5、6年)に設定。サイズは今のマンガ雑誌よりもひと回り小さいA5判だった。

 ちなみに、探偵長が入手した48年10月号は、全84ページでマンガは横井福次郎の「パチンコ島の冒険」4ページと原一司の8コママンガ「トンネル大学」だけ。サトウ・ハチローや大仏次郎、海野十三、宮崎博史らの児童小説が中心で、翌年の49年から62年にかけては江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズが連載され人気を集めている。

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