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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】世田谷区、PCR検査の「プール方式」導入見送り 厚労省が精度の観点から国費の対象とせず (1/2ページ)

 東京都世田谷区は介護施設や保育園、幼稚園などで働く約2万3000人職員を対象に新型コロナウイルスのPCR検査をプール方式で行うことを計画しました。プール方式というのは検査数を増やすために、複数の人の血液を混ぜてまとめて検査する方法です。

 検査結果が陰性のときは全員を陰性と判断し、陽性の場合は検体を個別に再検査して陽性者を特定するという方法で、低コストでの大規模検査を可能にします。世田谷区では4人の血液を同時にチェックすることを考えています。

 世田谷区は症状のない人を含む検査を実施することで、施設内感染を未然に防ぎ、職員らに安心して働いてもらいたいと考え、東大先端科学技術研究センターが行っているプール方式の効果に関する実証実験が確認できた時点で導入する予定でした。

 ところが、世田谷区は厚生労働省からこれまでの個別のPCR検査は国費の対象とするが、プール方式によるPCR検査には国費を出さないという通知を受けて、プール方式の導入を見送りました。

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