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【浅野まみこ 外食・コンビニ健康法】ニンニクパワーで血糖値上昇抑制! 『ごはんにちょいかけ!シュクメルリ』

 今年は、菌やウイルスに感染しないために「免疫力を高めよう」というキーワードを多く目にしているかもしれません。免疫力を高めるには、腸内環境を整えること、免疫を高める栄養素を摂取することなどが挙げられますが、一番重要なのは「きちんと食べる」こと。つまり、規則正しい時間で食事をして、しっかり噛み、嗜好(しこう)品に偏らず栄養バランスを意識することが大切です。

 たとえばビタミンやミネラルは相互的に作用します。在宅ワークが多くなり忙しくなると、麺やパン、嗜好飲料など糖質の摂取が増える傾向がありますが、糖質の代謝にはビタミンB1が必要になります。ビタミンB1は、豚肉など肉類をはじめとするおかずになるものに多く含まれるため、麺やパンを食べるときには、おかずも意識しないとバランスがとれません。単体の栄養素だけ多く摂っても、効率的に使われることは難しいのです。

 最近、話題になっているシュクメルリをファミリーマートで発見しました。お母さん食堂『ごはんにちょいかけ!シュクメルリ』(税込み298円で購入)です。ウェブサイトには「鶏肉をガーリッククリームソースで煮込んだジョージア料理」と書かれています。パッケージの原材料表記は多く含まれる順番に記載がされますが、4番目に「にんにく」と書かれており、脇役のはずのニンニクが準主役になっていることが分かります。

 ニンニクの香りの元は、アリシンといわれる化合物です。もとはアリインというアミノ酸ですが、切る、潰す、加熱するなどの加工を加えることで、アリインが分解されアリシンとなります。アリシンは、体内でエネルギーになる糖質を代謝させる働きのあるビタミンB1と結びつき、体内に長く留まらせ効率的に動かせてくれます。血栓が作られないようにする働き、血糖値上昇を抑える働きなどもあります。

 さらに、アリシンは、強い殺菌力があるといわれ、免疫力を高めるためにも有効ですので、食生活が偏りがちだけど、免疫力はあげておきたいわがままな要望にはぴったりの食材といえます。

 普段なら、これだけニンニクが入っているものは、匂いを気にして避けそうですが、在宅ワーク、リモートワークが中心となっている方なら、ランチでも気兼ねなく食べられそうです。レンジで温めていると部屋中にニンニクの香りが広がります。パックのご飯を温めてそこにかければ、たっぷりの鶏肉入りで、栄養満点の一食ができあがります。

 在宅ワーク期間は、匂いを気にしない特典付きですね。ニンニクパワーを加えて、しっかり食事を食べることを意識しましょう。

 ■浅野まみこ(あさの・まみこ) 1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に「『コンビニ食・外食』で健康になる方法」(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。

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