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【大崎裕史 麺喰いにつき】自家製手打ち麺の魅力的な太さ 「中華そば あら井商店」 (1/2ページ)

 「新店2軒の評判」--。まずは「瀬戸内いりこラーメン 古田島」。この9月16日にオープン。居酒屋「ふくの鳥 神保町店」のランチタイムに登場した新店。この店を含み、全国に約50店舗の居酒屋を展開するベアーズコーポレーションの代表・中嶋唯雄さんは山口県生まれで山口愛にあふれた人。経営する居酒屋でも山口県産の食材を多用している。山口県に自社養鶏場も直営。やはりコロナの影響もあり、新業態を模索。この店のランチタイムを「瀬戸内いりこラーメン古田島」としてオープン。アフターコロナである。

 「瀬戸内いりこ」といえば、私も食べに行ったことがある周防大島の「たちばなや食堂」が知られている。首都圏ではやっている煮干しラーメンとはちょっと違った「いりこ出汁」のラーメン。似たような味が食べられるならうれしい。メニューは「さっぱり味」と「こってり味」があり、さらに1日限定20杯「極(きわみ)」なんていうのを目にしてしまったものだから、こちらを頼んでしまった。

 周防大島は県産いりこの95%を生産している(店頭表示)らしい。そのいりこ100%で無化調スープ(こってりでは動物系を加えている)。そしてこの「極」は丼一杯でいりこを165グラム使用した濃厚ドロドロスープ。動物系不使用。いりこだからか、あるいは製法がそうなのか、そんなに苦みやえぐみがなく、優しい味わい。確かにドロドロでヘビーな感じではあるがそんな違和感が楽しい。麺は菅野製麺の細麺。異業種からラーメン店への参入が増えているが、ここは今後が楽しみ。

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