記事詳細

【BOOK】コロナで無収入、がん発覚…辛いことも「心の筋肉」に! 宮本亞門さん『上を向いて生きる』 (1/3ページ)

 先が見えないコロナ禍。満を持して準備を進めてきた新作舞台も延期になった…。演出家の宮本亞門さんはそれでも「上を向く」。がん、自殺未遂、引きこもり…辛い体験を乗り越えてきた人の言葉だから心に刺さるアドバイス。さぁ、悲劇を喜劇に変えようぜ! 文・梓勇生/写真・鴨川一也

 --いまだコロナ禍が収まらない

 「みんな、修行僧のような生活ですよ。外食にも行かず、まっすぐに家へ帰る。検温、手洗いはもちろん、靴を脱ぐ場所まで決められている。ホントに衛生面を徹底してやってきたんですよ…。先が見えないことに僕もふーっと不安になることがあります。だけど、人類の長い歴史の中でこういうことは何度もあった。そうしたときに新しい研究や創造が生まれたこともあるんです。確かにコロナ禍は大きなブレーキだけど、行き過ぎた資本主義などを、立ち止まって考え直す機会になるかもしれません」

 --コロナ禍で無収入になった経験も

 「少し前のことですが、会計士から『今月もゼロです』って(苦笑)。予定されていた舞台などがどんどん中止になる。無収入の状態は3、4カ月続きましたね。確かに(エンターテインメントは)“不要不急”かもしれませんが。まるで自分たちが悪いことでもしているかのような気持ちになってしまうのです」

 --そんなとき(今年4月)、希望や絆の大切さを動画で呼びかける「上を向いてプロジェクト」をユーチューブ上で立ち上げた

関連ニュース