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【BOOK】78歳の料理家が提唱する、シニアの堅実な食生活 村上祥子さん『料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし』 (1/3ページ)

 人生100年の時代、長い老後を私たちはどう過ごせばいいのか。78歳の料理家・村上祥子さんが提唱するのはシニアだからこその堅実な食生活、シンプルライフのススメなど。その実践策のあれやこれやが詰まった1冊だ。 (文・冨安京子/写真・酒巻俊介)

 

 --今、1人で元気にお過ごしとのこと

 「平均寿命が伸び、老後の時間は確かに増えました。でも、人生50年と言われた時代の教訓は忘れたくないと思うのです。50歳を人生のひとくくりとして一度立ち止まり、人生の仕切り直しをした上で前に進んで行くのがいいのではないかと。同じような気持ちを持つ人に向けて、この本を書きました」

 --その中心は

 「ちゃんと生きるためにちゃんと食べるという『食べ力』です。食べることが生きる力を得ることになる、という考えです。ごちそうより1日3食の栄養のバランスを考慮した食生活ですね」

 --合言葉は「さあにぎやか(に)いただく」だそうですね

 「毎日取りたい10の食品群の頭の読みを取ったもので魚、油脂、肉、牛乳・乳製品、野菜、海藻、芋、卵、大豆・大豆製品、果物。これは『ロコモチャレンジ!推進協議会』が考案したものですが、同感です。ロコモ、つまり骨や筋肉の衰えで立ったり歩いたりの運動機能が低下するロコモティブ症候群の予防がシニアはもちろん全ての世代の食生活の基本です」

 --病気が食の大事さに気づくきっかけだった

 「30代後半から40代にかけて顎骨の骨髄炎の治療に時間を費やしました。でも病気をしたことから『汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ』というギリシャ医学の父ヒポクラテスの言葉が身にしみて、食べる基本姿勢を学び直したのです」

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