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【唾液とAI解析でがん超早期発見】唾液から複数のがんリスク判別する最新検査 「サリバテック」砂村眞琴代表に聞く (1/3ページ)

 新型コロナも怖いけど、死者数で比べれば圧倒的に多いのは「がん」である。1981年以降、がんは日本人の死因のトップにランクされている。一部を除いて決定的な予防策がない中、唾液で5種類のがんを超早期発見する検査方法に注目が集まっている。採取した唾液をAI(人工知能)が解析するという医学とITが融合した最新の検査方法を取材した。

 普段の生活で、大半の人は唾液に特段意識することは少ないだろう。それがなぜ、がんと関係するのだろうか。

 「唾液には健康状態の指標となる多くの情報が含まれています。がん細胞から染み出す代謝物質は血管を通り、唾液中に染み出します」

 慶應義塾大学先端生命科学研究所と東京医科大学のグループの研究を元に、この検査方法を開発した「サリバテック」(山形県鶴岡市)の砂村眞琴代表はこのように解説する。

 医学的には唾液は「身体の鏡」と言われ、この「鏡」に注目したのが唾液検査だ。

 「サリバ」は英語で唾液を意味し、2013年の設立時にそれを社名の冒頭に入れ、検査名も「サリバチェッカー」と命名した。

 この検査では1度に複数のがんのリスクが分かることが“売り”。それは膵臓(すいぞう)がん、肺がん、大腸がん、乳がん、口腔(こうくう)がんの5種類だ。

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