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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】巣籠もり生活で外出が激減…高齢者は「フレイル」ご注意 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスが流行するなか自宅に閉じ籠もる生活を送っている高齢者が増えています。新型コロナウイルスへの対策は大切ですが、過度な対応は医学的に「フレイル」と呼ばれる健康障害をもたらす可能性があります。

 東京大学高齢社会総合研究機構が65歳以上の約300人を対象にコロナが流行する以前と以後における生活の変化を調査した結果、外出の機会が激減している高齢者が40%を超えていることがわかりました。

 フレイルは医学的には「Frailty syndrome」と呼ばれ、かつては「虚弱」と訳されていましたが、日本老年医学会が提唱している用語です。高齢者が要介護とならないように予防する概念で、運動が困難になる身体的フレイル、意欲や認知機能が低下する心理的フレイル、独り暮らしで孤立に陥る社会的フレイルがあります。

 フレイルを放置しておくと、寝たきりや認知症になってしまうことがあります。散歩や買い物などの外出ができなくなるというと筋肉が衰えることをイメージしますが、フレイルは身体的な衰えだけでなく心の衰えとも関係しています。

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