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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】リウマチ患者にアクティブな生活を おのぼりクリニック院長・尾登誠さん (1/2ページ)

 つくばエクスプレスの終点、つくば駅からタクシーに乗り、「おのぼりクリニックまで」と伝えると、到着までの約10分、運転手が話し続けた。

 その内容は、「新しいクリニックだが有名だ」「院長はリウマチの名医だ」「患者が全国からやって来る」…。

 開院からわずか2年で地元ドライバーの自慢の種になる尾登誠医師は、「リウマチ患者にアクティブライフを届ける」をスローガンに掲げ、実践する整形外科医である。

 整形外科医になって数年後、専攻領域を選ぶ際に、当時最も治療成績が悪く、有効な手立てのなかった関節リウマチは不人気だった。しかし、誰かがやらなければ患者は見捨てられる。尾登医師は自ら手を挙げ、リウマチの世界に身を投じた。

 しばらくは苦戦を強いられたが、2000年代に入ると生物学的製剤と呼ばれる新しいタイプの薬が登場し、リウマチ治療は劇的な進化を始める。治療の目的が、それまでの「痛みを取る」から「治す」に変わったのだ。

 「部分的に治すのではなく、生きる喜びと勇気、希望を持ってもらえる治療をめざしています」と胸を張る。

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