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【S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き】混雑を避けて初詣を先倒し「幸先詣」 東京都文京区春日・牛天神北野神社 (1/2ページ)

 コロナ禍がぶり返し、静かな年末年始が呼びかけられた昨年12月、新聞を読んでいたら混雑を避けて初詣を先倒しした「幸先詣(さいさきもうで)」がいいという記事があったので、さっそくシルバーパスで出かけることにした。

 2021年は丑年なので、牛にゆかりの神社がいい。探したら東京都文京区春日に牛天神北野神社があった。源頼朝が鎌倉時代に当地の岩に腰掛け牛に乗った菅原道真公の夢を見たことから牛に似た自然石をご神体として創立されたという。

 都営三田線春日で降りる。連絡している文京シビックセンターから外に出て春日通りの富坂を上る。富坂は江戸時代にトビが飛び回り、童の手から魚を奪ったりしたことから鳶(トビ)坂転じて富坂になったと路上に掲示されているのが面白い。なかなか趣のある坂なのだ。

 中央大学理工学部前を通り過ぎ富坂上交差点を左折、しばらく道なりに行くと牛天神の境内に出た。案外小さいお宮なので幸先詣でに訪れる人も少ないようで静かだった。お参りをして境内を見て歩く。

 境内には樋口一葉が門弟だった家人・中島歌子の歌碑があった。さらに、葛飾北斎が描いた富嶽三十六景で唯一の雪景色「礫川(こいしかわ)雪の旦(あした)」は、この神社に隣接する茶屋から臨んだ富士山の絵だという掲示もあった。

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