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【コロナ時代の「逆流性食道炎」対処法】食道がんリスク高める異常粘膜に注意! 「バレット食道」など自覚症状がある方は医療機関受診を (1/3ページ)

 寒い時期に熱かんでの一杯は、温かさが食道から胃にじわっと染み渡るようで美味しい。ここにも危険が潜む。コロナ禍の自宅で、飲酒量が増えたという人もいるが、顔が赤くなりやすい人が飲酒を続けていると、食道がんになりやすいとの研究報告がある。では、逆流性食道炎と食道がんとの関係はどうか。

 「一定期間、逆流性食道炎が続き、食道粘膜が変性して(胃の粘膜のように変化する)バレット食道という異常粘膜になると、食道がん発症リスクが高くなります」

 こう説明するのは、東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科の島田英昭教授。監修した『逆流性食道炎は自分で防ぐ』(池田書店刊)で予防の啓発にも尽力している。

 「バレット食道では、食道の粘膜組織が胃の粘膜と似たような組織に置き換わり、がん化すると腺がんという種類のがんになります。食道がんは圧倒的に扁平上皮がんが多いのですが、近年、腺がんの患者さんも増えている一因としてバレット食道の増加があると考えられています」

 逆流性食道炎が必ずしも食道がんのリスクを上げるわけではない。が、バレット食道になるとリスクは上がる。とはいえ、胸やけや酸っぱい液が口に込み上げてくるような症状だけでは、バレット食道か否かはわからない。

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