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【ぴいぷる】集まれ“大鉱物”! おいしそうで、枯れもせず…だから好きだ 鉱物蒐集家・さとうかよこ (2/3ページ)

 幼稚園の頃はビー玉に夢中だった。ある日、祖父に連れられていった浅草の縁日で、露天商から50円ぐらいの八面体蛍石を買ってもらったのが“運命”の始まり。

 次に小学生の頃、父親の出身地、北海道せたな町へ家族旅行をした際、近くの海岸でメノウを拾った。鉱物蒐集の面白さに触れた最初の体験となった。

 大学も当然理系…ではなく、そこはなぜか文系に進み、中高の国語の教師の免許を取得し、小学校の免許も。だが、学習要領や決められた教科書で授業を行うより、少人数を対象にして、その子にあった勉強の仕方などを伝えたいと思った。で、思い切って1990年、自宅の一角に学習塾を立ち上げた。27歳のときだった。

 翌年、母親が駐車場をつぶして喫茶店を開店した。その片隅で、マッチ箱に入れた鉱物を販売。予想に反してよく売れた。自分と同じように関心のある人が多いことに力を得る。

 その母が98年、脳梗塞で倒れた。介護、自身の結婚、塾生が減少したことも重なり塾を閉鎖。折しも購入したパソコンでウェブサイトの仕組みを知り、サイトを自作。「ここで好きな鉱物のネット販売を始めよう」と決意したのが、塾講師からきらら舎オーナーへと転身するきっかけに。と同時に秋田大学の通信講座で地質学や結晶学を学び、業者から鉱物の採掘状況や高品質のものの見分け方などを教えてもらった。

 「好きな鉱物ベスト3は?」と問うと、即座に「蛍石」と返ってきた。

 「最初に手にした鉱物ですからね。魅力は、豊富な色のバリエーション。蛍石の色は微量に含まれる希土類元素によるもので、オレンジ以外の色はみんな存在すると言われるほどなんですよ」

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