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【大崎裕史 麺喰いにつき】あっさり鶏ガラ醤油「本場の味」 尾道にある尾道ラーメン東京初出店 (1/2ページ)

 新横浜ラーメン博物館のWebサイトでご当地ラーメンが19軒紹介されている。その中の1つに「尾道ラーメン」がある。ここ1、2年で「尾道ラーメン」ネタがにぎやかだ。まず、尾道ラーメンの源流といわれている人気行列店「朱華園」が2019年9月に閉店。1947年に先代が屋台で創業。70年を超える歴史に幕を降ろしたわけだ。閉店時には数日前から惜しまれるファンで大行列ができた。中には東京から食べに行った人も何人もいた。それくらいの歴史的なお店である。

 ところが明けて20年11月、創業者の親族によって味を受け継ぎ「朱」をオープン。コロナ問題がなければすぐにでも食べに行きたい情報だった。ところで「朱華園」および「朱」だが「尾道のラーメンだが尾道ラーメンではない」。「朱華園」は「尾道ラーメン」という言葉ができあがるより、はるか昔に創業している。「尾道ラーメン」という言葉は地元の業者を中心に「瀬戸内の小魚」が入ったラーメン、として打ち出した。平打ちの細麺や背脂ミンチは「朱華園」を参考にしている。その“観光戦略”が功を奏して「尾道ラーメン」は知名度を増し、全国的な人気になっていった。

 一方、都内に目をやると何軒かの「尾道ラーメン」が存在していたがその中でも知名度があった「尾道ラーメン麺一筋」(水道橋)が創業から21年で昨年閉店。コロナの影響のようだ。そしてくしくも同じ年に尾道にある人気店「尾道ラーメン壱番館」が昨年12月21日に東京進出。前出の「麺一筋」を始め、都内に何軒かあった尾道ラーメンはいわゆるインスパイアである。尾道ラーメンが好きで始めたお店や尾道出身の人が独自に始めた店とか。

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