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【マンガ探偵局がゆく】水木しげるの大人気キャラ どこか憎めない、ねずみ男にみる人生哲学 (1/2ページ)

 今回は若い方からの調査依頼を取り上げる。

 「去年の春まで日曜日の朝には『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメをずっと見てました。主人公の鬼太郎よりもどっちかと言うと妖怪たちが好きです。中でも一番がねずみ男です。お父さんに水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』のコミックスも買ってもらったのですが、ねずみ男が出てくるマンガはほかにもあるのでしょうか? あるのならぜひ読んでみたいので、教えてください」 (中学1年・男子)

 ねずみ男は、なまけものでずる賢く、友人を裏切ることも平気。その上、お金と美女には弱いというどうしようもないアンチ・ヒーローだ。正義感の強い鬼太郎などはいつも迷惑を被っているのだが、どこか憎めないでいる。実は、数ある水木しげるのキャラクターの中で世代を超えてダントツの人気を誇っているのがねずみ男なのだ。

 コミック版やアニメ版の『ゲゲゲの鬼太郎』の原点になった貸本マンガ版『墓場鬼太郎』によれば、正体は妖怪と人間の間に生まれた半妖怪。すでに300年以上生きているが、一度も風呂に入ったことがない、と自称。さらに、武器は臭い息と臭い屁という実に不潔極まりない半妖怪なのである。

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