記事詳細

【黒田尚嗣 世界遺産旅行講座】シルクロードの要衝として栄えたオアシス都市 親日国ウズベキスタンの「ブハラ歴史地区」 (1/2ページ)

 親日家の多い国として知られるウズベキスタンのブハラは、13世紀にモンゴル軍の侵攻によって壊滅的に破壊されましたが、古代よりシルクロードの要衝として栄え、運河とハウズ(池)が数多く残る水の都として、1993年には旧市街がユネスコの世界遺産に登録されました。

 シルクロードの町といっても、その町の「顔」はさまざまですが、ブハラはかつて荷を積んだ隊商が訪れたオアシス都市をイメージするにはぴったりの町です。

 ハウズには町の人々が炊事、洗濯、水浴びなどで集い、またその近くに必ずコウノトリの巣がありました。実に1000年以上もの間、コウノトリは町に巣を作り続けてきたといわれており、ブハラの象徴とされていますが、現在では衛生上の問題からハウズは埋め立てられ、それとともにコウノトリの姿も少なくなっています。

 この世界遺産の町ブハラには、破壊を免れたカラーン・ミナレットやイスマイル・サマニ廟などの魅力的な建造物が多く残っていますが、特にイスマイル・サマニ廟は中央アジアに現存する最古のイスラム建築で、とりわけ月の明かりの下で見ると美しく、邪念を捨て、願い事を唱えながら周囲を3回まわるとその願いがかなうと信じられています。

関連ニュース