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【医療 新世紀】事故の自動通報システム 現場到着を早める効果実証、本格運用へ搭載車拡大が課題 (3/3ページ)

 ▽120万台

 ただ、普及拡大にはまだ課題が多い。

 ヘムネットの石川博敏理事によると、一つは「ヘリ出動の判断の統一」だ。重症・死亡確率を基準に一律にヘリを出動させるようにできないか、関係者の認識の統一が求められるという。石川さんは「あと1~2年すれば奏功事例が増え、通報が基準に達していれば直ちにヘリが出動する運用が本格化すると期待している」と話す。

 システム搭載車の普及も急がれる。今年の推定で、搭載車は乗用車約6000万台のうち約2%の120万台にとどまる。トヨタ自動車とホンダが搭載車を発売してスタート。最近、日産自動車やマツダ、SUBARU(スバル)も加わり、オプションで載せられる車も増えたが、関係者は他の自動車会社にも働きかけを強めている。

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