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【脳梗塞 徹底予防と最新治療】コロナ自粛を逆手にとってダイエット 脳梗塞予防を生活習慣病の改善からはじめる (1/2ページ)

 脳梗塞の原因となる脳の動脈や頸(けい)動脈、心臓で生じる血栓は、生活習慣病や肥満、さらにはストレスや睡眠不足、飲酒などと関係が深い。いずれも、コロナ禍で悪化しやすい要因でもある。これほど自粛期間が長引き、先が見えないと改善する元気も湧いてこないのが普通だが、逆手に取る手もある。

 「私は以前、何度もダイエットに失敗していました。でも、コロナ自粛で生活が変わり、3カ月で体重約7キロの減量に成功したのです。みなさんも、できると思います」

 こう話すのは日本医科大学神経内科学分野の木村和美大学院教授。脳卒中の血管内治療の第一人者である。

 「以前は、血圧、血糖値はやや高めの境界域、血圧もLDL(悪玉)コレステロール値の高かったのですが、7キロ減ったら全て正常値になりました。体重が減ると生活習慣病が改善することを体感しています」

 木村教授は、脳卒中の診断・治療・研究、後進の育成に加え、最先端の研究も手掛けるなど日々多忙を極める。日中のみならず夜も、以前は打ち合わせなども兼ねた会食に、よく出席していたという。

 「ダイエットをしても、夜の宴会ではついて食べ過ぎてしまう。コロナ自粛で宴会がなくなったのは、ダイエットに好都合といえます」

 減量のために1日の摂取量を1200キロカロリーと決めた。朝食は、茶碗1杯のご飯、味噌汁、副菜1品で300キロカロリー、昼食はリンゴ1個~2個で100~200キロカロリー、夕食は副菜を増やし700キロカロリーにして、3カ月間続けたところ体重が7キロ減ったという。

 「妻の協力のおかげで感謝、感謝です。昼食でリンゴを丸ごと1個食べると、意外にしっかり噛まなければならないので、食べ応えがあります。リンゴ1個と、和菓子を1個食べることもあります。ホッとして、楽しみがあると無理なく続けられますよ」

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