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【今から始めよう!70代まで働く健康術】大腸がん・胃がん早期発見のコツ 苦痛の少ない内視鏡検査を活用 (1/2ページ)

 新型コロナも怖いが、中高年世代にとっては国内で年間37万人以上の命を奪う「がん」も恐ろしい。部位別の男性の発症率では、第1位が大腸がん、第2位は胃がん-。

 「胃がんは、最大原因といわれるピロリ菌の除菌が進み、患者さんは高齢化しています。逆に、遺伝的な因子の影響が大きい大腸がんは、40代でも発症しています。健康診断やがん検診などをうまく活用し、早期発見・早期治療につなげていただきたいと思います」

 こう話すのは、東京医科大学病院内視鏡センターの河合隆部長(消化器内視鏡学主任教授)。昨年11月開催の第100回日本消化器内視鏡学会総会の会長を務めるなど、内視鏡診療・研究の第一人者である。

 ピロリ菌は都市の衛生管理の進展とともに感染する人が減り、高齢者に感染者が多く若い人には少ない傾向がある。また、ピロリ菌が胃に生息する期間が長く、萎縮性胃炎という炎症で粘膜が変性していると、仮にピロリ菌を除菌しても、胃がんのリスクは残る。そのため、高齢者は胃がんのリスクは依然として高いのだ。

 「国内で今の胃がんの問題は患者さんの高齢化が進み、80代以上で胃がんが見つかるケースが増えていることにあります。早期がんであれば内視鏡的な治療で済みますが、進行がんで外科的な治療が必要なときにどうするか。身体的な考慮が求められているのです」

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