記事詳細

【ここまできた男性不妊治療】不妊治療中の脱毛症治療薬、テストステロンはNG! 喫煙、肥満が精子形成に与える悪影響 (1/3ページ)

 男性不妊の治療において、「生活習慣の改善」は大前提になる。それは生活習慣が精子形成に悪影響を与えている場合があるからだ。特に喫煙は、精子数を減らしたり、精子のDNAを損傷したりする。喫煙者はまず禁煙を強く指導される。

 肥満も男女ともに不妊のリスクになる。男性では肥満による精巣温度の上昇や精子のDNA損傷により、精液所見が悪化する。精子を作る精巣の造精機能は熱に弱いので、長風呂やサウナを避ける、通気性のいいパンツ(トランクスなど)をはく、なども改善すべき生活習慣になる。

 精子形成や射精を障害する可能性のある薬剤を使用していれば、不妊治療中は中止する。東邦大学医療センター大森病院・リプロダクションセンター(泌尿器科)の永尾光一教授はこう話す。

 「男性型脱毛症の治療薬『フィナステリドやデュタステリド』(内服薬)はジヒドロテストステロンの男性ホルモン作用を抑える働きがあるので、使っていれば不妊治療中だけ中止してもらいます。市販の塗り薬である『ミノキシジル』は、影響はないので使えます。また、男性不妊の人は、男性ホルモン(テストステロン)の補充療法(注射)をしてはいけません」

関連ニュース