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江戸や明治の遺構の数々 東京都心のオアシス「日比谷公園」 (1/2ページ)

 東京都心のオアシスといわれる日比谷公園(千代田区)は、日本最古の洋風公園。約16万平方メートルの園内を回ると、江戸・明治の遺構や、国内外から贈られた記念物などが無数にあり、歴史博物館のようだ。

 幕末まで大名屋敷が並び、明治初期には陸軍練兵場だった場所に日比谷公園が開園したのは1903年。現在の門のうち日比谷門など六つは当時からのもので、江戸城の見張り付きの城門、見附の石が使われている。

 日比谷交差点近くにそびえる石垣は日比谷見附の跡。そばにある「心字池」がかつての堀の面影を残す。カワセミが訪れるそうで、数人が大きなカメラを構えていた。

 池の西にある第一花壇は開園時には珍しかった洋花が植えられ、人気を集めた。近くの旧公園事務所は明治後期築でドイツ風バンガロー様式。馬も飲めるようになっていた水飲みや、アーク灯も残っている。

 公園の中央辺りにある老舗レストラン、松本楼の脇には「首賭けイチョウ」と名付けられた大木がある。日比谷交差点付近で伐採寸前だったが、公園を設計した本多静六が「私の首を賭けても移植を成功させる」と説得したとか。

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