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【医療 新世紀】よくあるがんの勘違い 学会ガイドライン推奨の「標準治療」こそ最先端 「緩和治療」も治療開始と同時に緩和が主流 (2/3ページ)

 一方で「根拠の不確かな治療を勧めるウェブサイトには『痛くない、つらくない治療を受けたい』という患者の気持ちにつけ込む表現が多く、患者を惑わせる」と中山さんは嘆く。治験をしようとせず、保険が利かない高額の自由診療も多いという。

 ▽生活の質を保つ

 中山さんによると「緩和治療」にも勘違いが多いという。「緩和治療を勧められたら終末期なのか」という相談だ。

 勝俣さんは「治療できなくなったから緩和、ではない。今は治療開始と同時に緩和が必要だとする考え方が主流」と解説する。早くから緩和ケアに取り組むと、患者の生存率が高まるとの研究報告もある。

 ▽治験は高くない

 中山さんによると、ほかにも「薬の治験はお金がかかるのでは」「がんになったのは生活習慣が悪かったためか」「仕事を辞めなければいけないか」などの相談も多い。勝俣さんによると、いずれも正しくない。

 安全性や効果を確かめる治験では、多くの患者に参加してもらうためむしろ安く、交通費など協力費が支給されることも。

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