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【BOOK】同じ物事でも視点は人それぞれ アーティストになりきって「エア作詞」 作詞家・相田毅さん『もしあのBIGアーティストが[文春砲にやられた]歌詞を書いたら』 (1/3ページ)

 特定のシチュエーションであのアーティストだったらどのような歌詞を書くのか? 作詞家の相田毅さんが世に問う一味違った作詞入門書だ。アーティスト本人になりすまして、エアギターならぬ“エア作詞”。ジャニーズ楽曲を手掛けた作詞家からエア作詞の手ほどきを受けた。(文・高山和久/写真・三尾郁恵)

  

 --タイトルからして衝撃的ですが

 「焦点を絞って具体的で“攻め狭め”なタイトルになりました。エグイでしょ。この書籍のもとは、音楽専門学校で作詞を教えていた頃に生徒から『ミスチル(Mr.Children)やスピッツみたいな歌詞を書くにはどうしたらいいのか』といった質問が多くあったので、家内制手工業で作った『猿でも書ける作詞読本』という冊子を卒業記念に配ったんです。断捨離をしていたときにこの冊子をみつけて読み返すと、ちょっと面白いなぁと。それで出版の話が進みました」

 --その冊子とは

 「作詞の傾向と対策といいましょうか。各アーティストがよく使用する、あるいは使用しそうな、ワードとセンテンスを分析して基本文を設定。それを各アーティストの視点からイメージするとどんな歌詞になるかを書きおこしたものです。同じ基本文でも視点が違えば歌詞が異なることを書いた内容です。円錐(えんすい)を上から見るのと正面から見るとでは違うのと一緒で、同じ物事でも感じ方は違うということです」

 「書くにあたって、冊子にあったミスチル的、スピッツ的だけではなく、20のアーティストを選んで、6つの状況設定からそのアーティストの目線から120の歌詞を描きました。約1カ月間は作詞に没頭。書き直しなどもあり、1日10編仕上げる計算で、300くらいは書きましたかね。毎日、作詞のことしか考えなかったのは何年ぶりかなぁ。自分は作詞が好きだということを再確認しました」

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