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【松浦達也 肉道場入門!】名人の精肉店から届く熟成肉 京都「メッシタ・パーネ・エ・ヴィーノ」 (1/2ページ)

★絶品必食編 

 「人はパンのみにて生くるものに非ず」とは旧約聖書にあるモーゼの言葉だ。人は目先の物質的な満足だけで生きていくことは難しく、精神的な支えも必要--となる。

 本来はその支えを宗教に求めよという言葉だが、俗物としてはそうはいかない。

 「パンだけでなく、ワインも嗜(たしな)んで、楽しく過ごそう」というバチ当たりな発想となる。

 緊急事態宣言の解除がうっすらと見えてきたいま、衛生管理も含め、旅に出る入念な準備を調えたい。

 京都の四条烏丸の裏道、少しわかりづらい場所に小さなイタリア料理店がある。「メッシタ・パーネ・エ・ヴィーノ」。メッシタ(Mescita)とは古いイタリアの言葉で酒場、Pane e Vinoは「パンとワイン」、直訳すると「パンとワインの酒場」だが、深く解釈しようとすると「食の愉しみを満喫する酒場」となる。となれば、肉は欠かせない。

 案の定、店の説明書きには「お肉と有機野菜、ワインの店」と書かれている。

 肉はもはやおなじみ、名人・新保吉伸氏が店主をつとめる精肉店「サカエヤ」(滋賀)から経産牛のほか、ていねいに仕上げられたさまざまな肉が届く。看板メニューはやはり「サカエヤさんの熟成肉2部位の炭火焼き(部位はおまかせ、1人150グラム)食べ比べコース」。

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