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【いまさら聞けない高血圧】近い将来、大きな病気にならないために「高血圧」の治療を 脳卒中、心血管障害、腎臓病に認知症も (1/3ページ)

 日常生活でよく耳にする病名でも、その病態についてはよく知らない-ということがよくある。その最たるものが「高血圧」ではないだろうか。自身の健康診断での数値や、患者数の多さから国民病であることは知っていても、「身近過ぎる存在」と「症状がない」ということもあって、対策にいまひとつ本気になれない人も多いようだ。

 そこで今週は5回にわたって、高血圧治療の第一人者で大阪大学大学院教授の楽木宏実医師に、「いまさら聞けない高血圧の基礎知識」について解説してもらおう。

 この記事に目がとまったご自身が高血圧かもしれませんね。そうでなくても、家族や友人、同僚などを見渡せば、1人や2人は簡単に高血圧の人を見つけることができるでしょう。それほど高血圧は身近な存在。現在国内で高血圧に該当する人は、約4300万人と推定されています。

 では、高血圧の人は増えているのでしょうか。じつは、年代ごとに見ると、高血圧の人の数は徐々に減ってきています。加えて、「日本人全体の平均血圧」を見ても、やはり少しずつですが低下傾向にあります。

 ならば患者の総数も減っているのかと言えば、残念ながらそう簡単な話ではありません。人間は加齢とともに血圧は高くなる傾向があるので、「高齢化」「長寿化」が進むことで、どうしても高血圧の人は増えていきます。

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