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【ここまで進んだ最新治療】心電図アプリで不整脈の早期発見へ アップルウォッチ外来 (1/2ページ)

 昨年9月、厚労省は米国アップルの「アップルウォッチ」(シリーズ4以降)に搭載された「心電図アプリ」を家庭用医療機器として認可。そして今年1月、このアプリを使うのに必要な「iPhone」用のOSのアップデートが行われたことで、国内でアップルウォッチを使った心電図の計測が可能になった。

 高血圧の人が自宅で血圧を測るように、どのような人が心電図アプリを使うとメリットがあるのか。昨年から心電図アプリを活用した「アップルウォッチ外来」を設けている「お茶の水循環器内科」(東京都千代田区)の五十嵐健祐院長が説明する。

 「アップルの心電図アプリは、『心房細動』というタイプの不整脈の兆候の検出を目指した医療機器です。不整脈が疑われる症状は動悸(どうき)ですが、約半数の人は症状がありません。ですから、不整脈が一気に増える50歳以上の人には、早期発見につなげる一次スクリーニングとして有用です」

 心房細動とは、4つある心臓の部屋の上半分の「心房」が細かく早く、不規則に震えて脈拍が乱れる不整脈。放置すると怖いのは、心臓の中で血栓ができやすく脳の血管を詰まらせる「心原性脳塞栓症」の原因になるからだ。国内の推定患者は100万人超とされる。

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