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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】日本人の死因、老衰が3位に 背景に100歳以上の高齢者増加 (2/2ページ)

 老衰死が増えたのは100歳以上の高齢者が急増しているからです。その証拠に12年のデータをみると、90歳代前半の死亡者数のうち老衰は11%で5位ですが、90歳代後半では19%で2位、100歳以上になると32%で1位になっています。

 30年前には3000人しかいなかった100歳以上の高齢者がいまでは8万人を超えています。その結果、老衰による死亡者数が増えたわけです。将来、100歳以上の高齢者が100万人になれば、老衰が死因の大半を占めることになると思われます。

 ちなみに死因に占める老衰の比率が高い市区町村ほど医療費が低く、老衰で死亡するまでの介護費が増える傾向もありません。昔から老衰による死は「天寿を全うした」とされてきました。これまでは「ピンピンコロリ」でしたが、これからは「平穏死である老衰」の時代になると思われます。

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