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【医療 新世紀】がん患者の体重を管理 自宅で無理なく続けられる「下肢筋力トレーニング」 (1/2ページ)

 がんになると体重が減る現象はよく知られている。そのままだと体力が落ちて治療がうまくいかなくなるため、適切な体重管理が必要だ。京都府立医大と静岡県立静岡がんセンターのチームは、適切な食事と運動を組み合わせて体重減少を効果的に防ぐためのプログラムを開発した。京都府立医大の高山浩一教授は「将来的には広く高齢者の体力と健康に役立てることができそうだ」と話す。

 ▽悪液質

 特に注意が必要なのが「がん悪液質」だ。脂肪に加えて筋肉の量が減り続ける。増殖するがん細胞は、ただでさえ体に蓄えられたエネルギーを消費する。それに加えてがん細胞の周囲で起きる炎症反応によって、タンパク質や脂肪の分解が加速されることが最近になって分かってきた。

 初診時に患者の半数、終末期には8割が悪液質になっているとされる。痩せて自力で歩けず身の回りのこともできなくなると、厳しい治療には耐えられない。体重が多く減った人ほど治療成績が悪く、生存率が低いことが分かった。

 一方で抗がん剤は吐き気や味覚異常などの副作用も起こす。高山さんは「食欲がない時はあまり栄養のバランスを気にせず、味付けを工夫して好きな物を何でも食べてほしい」と話す。

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