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【週末、山へ行こう】心地よい尾根道の花風景 小仏城山(東京都) 標高670メートル (1/2ページ)

 町の桜が見頃を過ぎると、山の花木の季節がやってくる。ヤマザクラ、ミツバツツジ、ヤマブキ、フジ、キリ。花風景を求めて、今年はどこへ行こうかワクワクする。

 東京都のオアシス・高尾山から西へ延びる尾根は、ハイカーに人気の高い「桜の尾根道」だ。1年を通じて歩けるルートではあるが、春、桜のお花見の時期が心地よい。高尾山の山頂から城山方面に向かって歩いていく。丸太の階段をまじえ、アップダウンがそれなりにあるが、道沿いの桜を眺めながらのんびり進めばいい。

 ことさらに桜が多く見事なのは、一丁平園地周辺。背の高いヤマザクラが一帯を覆っている。ベンチとテーブルも多く、ゆっくりランチやティータイムを過ごすのにはもってこい。この時期はまだ肌寒い日も多いから、上着を着て暖かい格好で、桜の木の下でマッタリ。差し込む木漏れ日、吹き抜ける春のやわらかな風。

 時を同じくしてミツバツツジも咲いている。桜の淡いピンクとミツバツツジの濃いピンクのグラデーション、さらに芽吹き始めた木々の若草色も色を添えて素敵だ。

 花を眺めながら進み、最後にひと登りで小仏城山の山頂へ。関東平野の展望と桜の花を眺めながら、明るくのびやかな雰囲気の山頂で一息。春の暖かさで周りの景色はうっすら霞んでいるが、それも春らしくていいではないか。

 今年は暖かい日が続き、春の進み具合が早い。桜も例年よりずっと早く見頃を迎えてしまうかもしれない。高尾山のビジターセンターなどで開花状況を確認をして出掛けるのがよさそうだ。しかし一方で、桜が見頃を過ぎたとしても、山の花は次々と咲き、木々の芽吹きも進んでいく。見られる自然は一期一会。そのときどきの景色を楽しめるのも山の素晴らしさなのだと思う。

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