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手は貸さないのに口は出す 介護の闇を深くする「親戚コメンテーター」の被害届が続々 (1/3ページ)

 人生100年時代が必ずしもバラ色ではない理由は様々ある。この4月から「70歳就業法(改正高年齢者雇用安定法)」が施行され、サラリーマンであっても70歳まで働くのが当たり前の時代に突入した。政府は「長く生き生きと働ける社会」とか「女性が活躍する社会」などと美辞麗句を並べるが、要は国民の多くが65歳から悠々自適の年金生活に入ってしまうと年金財政はすぐにもパンクしてしまうという苦しい懐事情からひねり出された「死ぬまで働け法」である。

 働くことが苦でない人にはそれでもいいが、多くの場合、人生の最終章は心身の不調や病との闘いが待っている。誰もが長生きする時代は、誰もが介護を受ける時代であると同時に、高齢者が超高齢者の親や親戚を介護するという老老介護時代でもある。

 『週刊ポスト』(4月5日発売号)では、両親のどちらかが亡くなってしまった場合に、残されたもう一人の親をどう面倒みていくか、どう付き合っていくかを特集している。介護の相談のトップ3は、「認知症に絡む悩み」「遠距離介護に絡む悩み」「役割分担の悩み」だというが、そうした言葉では表しきれない多くの困難が背景にあって、この3つの悩みに集約されているというのが本当のところだろう。

 介護経験者なら「あるある」とうなずく厄介なもののひとつが「親戚コメンテーター」である。介護アドバイザーの横井孝治氏が解説する。

NEWSポストセブン

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