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【銭湯 湯悠散歩】赤く照らされた湯は夕暮れの大海原のよう 東京・荻窪「藤乃湯」

 JR中央線ほか荻窪駅北口から徒歩6分の静かな住宅街にある。昭和後期に売りに出ていた銭湯を買い取りり、1987(昭和62)年に現在の形に改装した。店主は藤田和男さん=顔写真(下は妻・のり子さん)。

 「家に風呂がある人も入りたくなる、リラックスしてコミュニケーションの取れる銭湯にしたい」と、アイデアマンの和男さん自ら設計したという。

 同湯のテーマカラーは、情熱の“赤”。入り口の下駄箱に始まり脱衣所のロッカーや立ちシャワーのひとつがワインレッド系。極めつけは、赤外線ライトで照らされた赤く輝く浴槽の湯。印象的なタイル画は、夕日をバックに海に浮かぶ帆船がロマンチックだ。

 浴室には気泡風呂、寝風呂、座風呂、備長木炭風呂、立ちシャワーがある。ジェットマッサージは5馬力と強力で、足の裏もマッサージする機能がある。湯は薪で沸かす。湯温約43℃のあつ湯と39~40℃のぬるま湯を用意し、交互浴による発汗効果にも早くから着目。また、改装時に番台をやめ、この地で最初にフロント式に変えたのも同湯だった。

 ■東京都杉並区天沼2の17の20。03・3391・0504。JR中央線ほか荻窪駅北口から徒歩6分。営業16~23・30。土休。料金470円。

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