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【医療 新世紀】「オンライン型フレイルチェック」を新常識に 高齢者がネットで交流・健康づくり 東大・高齢社会総合研究機構が開発 (1/2ページ)

 高齢者の心身が衰える「フレイル(虚弱)」防止の取り組みを地域で安全に再開できないか-。東京大・高齢社会総合研究機構のチームは、新型コロナウイルスの感染リスクを避け、お年寄りがネットで交流しながら健康づくりできるオンライン型「フレイルチェック」のシステムを開発している。

 公民館などに実際に集まる対面型とうまく組み合わせて利用する狙い。東京都西東京市や文京区など一部の地域で今年から試験運用を始める。同機構長の飯島勝矢教授は「孤立しがちな高齢者の社会参加の場にもなる。コロナ後のフレイル防止の新たな常識にしたい」と話す。

 ▽11項目

 飯島さんらは全国70以上の自治体と連携し、地域ぐるみのフレイルチェックを推進してきた。食事や運動、社会参加に関する11項目の質問に答えてもらい、筋肉量などを測定して身体機能を向上させるための生活改善を促す。集まって語り合うことで孤立防止にもつながる。活動の中心となる「フレイルサポーター」の役割も高齢者が担う。

 ところがコロナ流行で多くの自治体が活動を中止。高齢者の外出が減って「コロナフレイル」の懸念が高まった。

 もともと家に閉じこもりがちな人は要介護の一歩手前の状態に陥りやすい。運動不足と食事を抜くことが重なって筋肉が減り、歩くのもおぼつかなくなる。誰とも話さないと心の健康も損なう。

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