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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】日本で遅れるワクチン接種、国産品なく確保競争も負け

 新型コロナウイルスのワクチン接種が遅れています。2月17日からはじめた470万人の医療従事者を対象とした接種も、3月30日現在、20%にも達していません。当初は4月1日以降に予定されていた65歳以上の高齢者3600万人に対するワクチン接種も遅れています。

 どうしてこんなことになったかというと、日本はワクチン確保の国際競争に負けたからです。アメリカもEU諸国も自国を優先しています。日本で国産のワクチンを作れないことが大きな敗因のようです

 4月10日現在、世界全体でワクチンの累計接種回数がすでに7億回に達しました。トップはアメリカで、累計約1億7000万回と100人当たりの接種回数は51回。独立記念日の7月4日までに通常の社会を目指すことに目標をおいています。

 それに対し日本の累計接種回数は約150万回と、100人当たりの接種回数は1・2回でしかありません。この数字を世界と比較するとイギリスが3700万回で56回、フランスが1280万回で19回、ドイツも1620万回で19回ですから、日本がいかに遅れているかわかります。

 日本より低いのはナイジェリアとケニアの0・2回や0・5回のジンバブエなどでインドネシアや韓国より低いのです。それどころか軍事クーデターで政情不安のミャンマーの0・7とほとんど変わらないのですから話になりません。

 さらに日本にはワクチンを接種する医師と看護師が不足しているという問題があります。アメリカでは歯科医や薬剤師が接種しています。日本でも麻酔注射をしている歯科医や採血をしている臨床検査技師の活用を検討するべきと思われます。

 最後に菅総理にお願いがあります。16日から訪米するようですが、アメリカでファイザーのトップに会ってワクチンの提供を増やしてくれるように頼んでほしいのです。

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