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【ドクター和のニッポン臨終図巻】フィリップ殿下 人工股関節置換手術、運転免許の自主返納…普通の高齢者と同じエピソードに親しみ (1/2ページ)

 この連載は「ニッポン臨終図巻」ですが、今週は日本人にもファンの多かった、この方について書きます。エリザベス女王の夫であるエディンバラ公フィリップ殿下が4月9日、ロンドン郊外のウィンザー城で亡くなりました。享年99。

 フィリップ殿下は2月中旬に体調不良を訴え、大事を取ってロンドン市内の病院に入院。その後、心臓の手術を受けたそうです。3月16日には無事退院し、ウィンザー城に戻りました。

 感染症の疑いとの報道もあったようですが、エリザベス女王とともに、1月にコロナワクチンも接種されており、コロナではないとのこと。

 殿下は心臓の既往症があり、2011年にはステント治療を受けられていたそうです。死因は明らかになっていませんが、持病の心臓疾患が悪化したのかもしれません。そうはいっても、あと2カ月で100歳を迎えるはずでしたから、見事な大往生でしょう。

 「大往生」と書くと、病気やケガが何ひとつなかった老人が、突然バタッと逝くようなイメージを持たれる人もいるようです。しかし、そんなワケがありません。平均寿命を超えて生きるということは、何かしらの病気や不自由と共存していくということなのです。

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