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【医療 新世紀】認知症の人の痛みに気付くには? 呼びかけて「普段との違い」を観察 (1/2ページ)

 コミュニケーションが十分に取れない認知症の人が何かを訴えていても、それに気付くのはとても難しい。特に体の痛みやつらさは、すぐに受診するべき体調不良が隠れていることも多い。そんな認知症の人の危うい兆候に周囲の人が早く気付くにはどうしたらいいのか。自宅でも使えるヒントを、専門家に教えてもらった。

 ▽身近な人こそ

 国立長寿医療研究センター(愛知県)緩和ケア診療部の西川満則医長(老年内科)は、多数の認知症の人を診てきた。

 その経験から「痛みに気付いてあげられるのは、身近にいる人。現場では必ず、最も近くにいる介護や看護の人に『あなたはどう思いますか』と尋ねます」と話す。どんな様子が気になって、痛むのではないかと思ったか。それに気付くのは「普段」をよく知っていて、違いが分かるからだ。

 西川さんによると、認知症では痛みの有無や程度を推量することはとても難しい。いくつかの評価スケールが開発され、点数化して評価する方法が医師の間では知られているものの、点数だけで痛みを評価することは勧められない。では、具体的にどのようにすればいいのか。

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