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【今から始めよう!70代まで働く健康術】心筋梗塞、脳梗塞などのリスク高める「食後高血糖」…運動習慣を増やして解消! ゴムチューブ体操&1日30分の有酸素運動 (1/4ページ)

 GWの真っただ中といっても、今年もコロナ禍ゆえに自宅で過ごす人も多いだろう。食べて飲んで…が数少ない楽しみだが、気をつけなければいけないのが“食後の高血糖”。知らぬ間に高血糖状態が続き、心筋梗塞や脳梗塞などの病気のリスクを高めるのだ。ちょっとした心掛けでこれが改善できるという。専門医のアドバイスに耳を傾けよう。

 会社などの健康診断で測定されるのは、「空腹時血糖値」や「ヘモグロビンA1c」(直近2~3カ月の血糖値の平均値)。これらの数値が正常域であっても、食後高血糖の人はいる。食後に一気に血糖値が上がり、その後急激に下がるため、空腹時血糖値検査やヘモグロビンA1cの検査では、正常値ということが起こり得るのだ。

 「医療機関を受診して詳しい検査を受ける、あるいは、ご自身で血糖値を測定しない限り、食後血糖値の異常に気づくのは難しいといえます。結果として、健診で正常値だった人が、詳しい検査で2型糖尿病や境界型(糖尿病予備群)と診断されることがあります」

 こう話すのは、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科の鈴木亮主任教授。糖尿病の診断・治療・研究に尽力している。

 「食後高血糖になっても、自覚症状は通常ありません。ただし、空腹時血糖値が高めの人よりも、食後高血糖の人は動脈硬化のリスクが高く、合併症(別項参照)を起こしやすいので注意が必要です」

 ご飯などの炭水化物を食べると消化吸収・分解され、血中にブドウ糖が放出されて血糖値が上がる。すると、膵臓から血糖値をコントロールするインスリンが分泌され、細胞にブドウ糖の取り込みを促すことで血糖値は下がる。

 一方、食後高血糖の場合は、血中のブドウ糖を処理しきれないため、血糖値が高い状態になる。理由としては、(1)ドカ食いなどで一気にブドウ糖が増える、(2)インスリンの分泌速度が遅い(3)インスリンが効きづらくなっている(インスリン抵抗性)などの理由がある。

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