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【今から始めよう!70代まで働く健康術】心筋梗塞、脳梗塞などのリスク高める「食後高血糖」…運動習慣を増やして解消! ゴムチューブ体操&1日30分の有酸素運動 (2/4ページ)

 「血糖値が高くなると、上がった血糖値を下げようとしてインスリンがたくさん分泌されるため、血中のインスリン量が増えて『高インスリン血症』になります。それが、動脈硬化を促進させ、大腸がんなどの誘因にもなると考えられているのです」

 インスリンには、細胞を増殖させる作用があるため、がんの増殖を後押ししてしまう。また、高インスリン血症になると、血管壁が硬くなりやすい。ブドウ糖があり過ぎる高血糖そのものでも、血管壁は悪影響を受けるが、高インスリン血症があるとダブルでよくない。

 「肥満は、インスリン抵抗性を起こしやすく、高インスリン血症の後押しをします。昨年来のコロナ自粛で、『体重が増えた』という方は特に注意が必要です」

 高インスリン血症を伴う食後高血糖を撃退するには、食生活の見直しが欠かせない。

 鈴木教授が伝授する方法(別項)を参考にしてほしい。コロナ自粛でストレスがたまっている人もいるだろう。せっかくのGWに食生活の見直しなんて…という人は、楽しみながらやってみてはどうか。

 「実は食後高血糖は、運動習慣を増やすことで解消することが可能です。休日を活用して、無理のない範囲で身体を動かしてみてください。筋肉量を増やすと、インスリンに関係なく血糖値を下げる一助になります」

 筋肉はブドウ糖を取り込み、ブドウ糖をいくつも結合させたグリコーゲンに変えて蓄える働きがあるという。グリコーゲンは、筋肉のエネルギー源となるため、筋肉は収縮するとブドウ糖の取り込みを増やす。つまり、筋肉量があって動かしていると、インスリンの効き目と関係なく血糖値を下げることに寄与するのだ。

 「インスリン抵抗性が強く、筋肉でのインスリンの作用が弱くなっている人でも、運動することで筋肉が血液中のブドウ糖を取り込んでくれます。特にダイエットをしている場合は、筋肉の量を落とさない工夫が重要です。GWの休日を活かして、運動習慣を取り入れましょう」

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