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【罹患率1位 大腸がん予防最前線】低用量アスピリンで腺腫6割抑制 8カ月服用、がん化を阻止 (3/3ページ)

 「がんに対する薬剤医学は、諸外国で発展していますが日本にはありません。副作用に考慮しながら既存薬をがん予防に役立てることができるようにしたい」と武藤教授。

 既存薬の研究については、あす紹介する。 (取材・安達純子)

 

 【大腸ポリープと腺腫】大腸ポリープは、大腸の粘膜から隆起したものをいう。専門的にはいろいろな種類があるが、一般的な大腸がんは、腺腫ががん化して生じることが多い。腺腫を切除、あるいは、発症抑制することが大腸がん予防のひとつとなる。

 ■武藤倫弘(むとう・みちひろ) 京都府立医科大学大学院医学研究科分子標的予防医学・教授。1995年山口大学医学部卒。筑波大学附属病院、米国国立がん研究所客員研究員などを経て、2016年国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究部室長。20年2月から現職。専門はがん予防医学。アスピリンなど既存薬でのがん予防の研究も数多く行っている。

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