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【罹患率1位 大腸がん予防最前線】腸活に役立つお勧め料理は「地中海食」 心筋梗塞などの心血管疾患、がんなどの死亡率が他の西洋的な食事よりも低い (1/3ページ)

 大腸がん予防では、腸内細菌の作り出す酪酸(らくさん)などの短鎖脂肪酸が役立つことを前回紹介した。近年、「腸活」は大流行だが、大腸がん予防が期待できる腸活の方法とはなにか。

 「私たちの研究では、酪酸菌などのエサになる水溶性食物線維が重要ということがわかりました。水溶性食物繊維は、大腸で発酵しやすい高発酵食物繊維です。それが、酪酸菌などの善玉菌の働きを後押しするのです」

 こう説明するのは、京都府立医科大学生体免疫栄養学講座の内藤裕二教授=写真。長寿で知られる京都府京丹後市の「京丹後長寿コホート」で、京都市の住民より京丹後市の住民は、腸内細菌で酪酸菌が多いことを突き止めた。

 また、食生活を解析し、京丹後市の住民は、わかめやひじきなどの海藻類、玄米などの全粒穀物、大豆、芋類、根菜類をたくさん食べていることを明らかにした。それらの食材に含まれているのが水溶性食物繊維だ。

 「2017年にスタートした研究では、50人程度の住民同士の比較でしたが、300人規模に拡大して研究を進めています。世界的にも、大腸がん予防での腸内細菌と食べ物の研究は発展しています」

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