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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】科を超えチームで口腔がん診断・治療 JR東京総合病院・歯科口腔外科部長、渡辺正人さん (1/2ページ)

 タレントの堀ちえみさんが手術を受けたことで認知度を高めた舌がん。国内では1年間に見つかる患者数は4200人程度と決して多くはないが、その悪性度の高さから恐れられる疾患の一つである。この舌がんに代表されるとする口腔がんの診断と治療を得意とするのが、JR東京総合病院歯科口腔外科部長の渡辺正人歯科医師だ。

 「身内に医療関係者はいないんです。子どもの頃から手先が器用だったので歯科医師が向いているのかな…と思って歯学部に進んだんです」

 大学院では口腔がんの研究に打ち込む一方、臨床では口腔外科領域を幅広く学んでいく。現在は口腔がん治療の他に、親知らずなどの難抜歯や、顎骨のう胞などを対象とする小手術、顎関節症、口腔インプラント治療、口腔粘膜疾患、顔面外傷など、様々な疾患や症状に対応。今年度から口腔顎顔面センターを開設し、顎変形症をメインに治療にあたる予定だ。

 JR東京総合病院はその名前からもわかる通り、JR東日本が運営する企業立病院。425の病床と30を超える診療科を持つ地域の中核病院である。

 長く大学病院に身を置いてきた渡辺部長は、中規模民間病院の機能面の優位性を実感するという。

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