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【BOOK】使い倒して問題解決“する哲学”が必要だ 小川仁志さん『結果を出したい人は哲学を学びなさい』 (2/3ページ)

 --“する哲学”の基本とは何でしょう

 「とことん考えること、です。それだけ? と拍子抜けかもしれませんが、私たちは案外これをやっていません。思考とは、物事を整理し常識の枠を超え自分なりに行きつくところまで考え抜くこと。それを言葉にし、さらに創造のエネルギーに変えること。世界を、自らを、意味付けし直すのです。そこでは哲学はある種“営み”であり、ゆえに既存のフレームの再構築を促す力となってくれるのです」

 「例えば、コップは視点を変えればガラスのオブジェであり、俯瞰すれば円です。そこには直感や感情、経験から導き出される想像力と、コップは本当に飲むためだけの物かという疑問、別な意味付けをする論理力が働きます。疑い、多様な視点で捉え直し、新たな意味の創出・再構築をする、いわば哲学の基本的思考法を使って問題解決にあたるんです」

 --思考法を鍛える方法を紹介しています

 「ピカソ+アインシュタイン=ピカソシュタイン的思考法をマスターするといいでしょう。順序があって、まずはピカソの絵のように感性や直感に委ねた芸術的思考をします。一例ですが味噌と聞けば、その音やイメージからドミソ、どみそしる、ド味噌汁などと声と言葉にしてみる。ここまではピカソ、次はアインシュタインです」

 --はい

 「仕事や実際の行動に移すとき、私たちは無意識にせよ論理や理性を使って実現にこぎつけますが、ここでも同じです。なんでド味噌? え~と音楽、あ、ドミソは和音。ドとミとソから成る具を使った味噌汁があってもよいな。ドクダミとミョウガと空豆の、名付けてド味噌汁だ! と。直感の相当な無茶ぶりから、いかに理性や論理で一つのストーリーとして着地させるかの訓練です」

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