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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】心臓外科領域を広範囲に極める 「対話で治療の質向上」 国際医療福祉大学成田病院心臓外科部長・真鍋晋さん (1/2ページ)

 「傍から見れば僕などは“オタク”の部類に入るんじゃないかな…」

 恥ずかしそうに笑う真鍋晋医師。国際医療福祉大学医学部教授で、同大成田病院心臓外科部長を務めるエースドクターだ。

 手術に使う針や糸のサイズや形状、素材など微細な部分にこだわり、新しい手技の開発について同業の仲間と夜遅くまで語り合うこともある。

 趣味のマニアのこだわりなら自己満足に過ぎないが、心臓外科医のそれは“患者の命”に直結する。

 心臓外科領域で日本を代表する病院で研鑽(けんさん)を積み、40代でハイボリュームセンター(症例数の多い病院)の部長を経験。その豊富な実績と高度な技術をいま、遺憾なく発揮する。

 心臓外科医と言っても、特定の疾患に専門性を持つ医師が多い中、真鍋医師は何でも診られる守備範囲の広さがウリだ。

 「忙しい病院で鍛えられる中で、自然に不得意分野がなくなっていっただけなんです」

 そう謙遜するが、複数の領域にまたがるような難手術において、その真価は発揮される。

 冠動脈バイパス手術や弁形成術、大動脈置換手術など、症例ごとに最適な術式を選び、こだわりのアプローチで挑んでいく。手術の成果には自信があるが、「縫って閉じてしまうので、お見せできないのが残念です」。

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