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【BOOK】「地下鉄サリン」「和歌山カレー」…“あの事件”の打ち明け話 警視庁元科学捜査官・服藤恵三さん『警視庁科学捜査官』 (3/3ページ)

 --全国の警察や検察からも引っ張りだこに

 「警視庁での通常業務をこなしながらなので、体はメチャクチャ大変でしたけど、できると思ったことや、チャレンジしてみたい依頼は断らないことにしていました。現場の刑事が好きで、その人たちのために何ができるのか? と常に考えていましたから」

 ■『警視庁科学捜査官』文藝春秋1870円・税込み

 オウム事件、和歌山カレー事件、長崎・佐賀連続保険金殺人事件…「科学と捜査」を融合させ、数々の事件で結果を出してきた元警視庁科学捜査官・犯罪捜査支援室長が事件の「裏側」を明かす。先駆者ゆえの周囲からの無理解や嫉妬などにも負けず、遅れていた警察捜査の“ハイテク化”を進めてゆく。すべては、懸命に事件を追う捜査員のために“風穴”を開けた男の記録だ。

 ■服藤恵三(はらふじ・けいぞう) 1957年千葉県出身。64歳。東京理科大卒。81年警視庁科学捜査研究所研究員。95年オウム真理教関連事件捜査に派遣。96年新設された科学捜査官となり、和歌山毒物混入カレー事件やルーシー・ブラックマンさん失踪関連事件などの捜査で、科学的立証に貢献。2003年初代犯罪捜査支援室長に就任し、デジタル技術を活用した捜査支援ツールの開発・運用に力を注いだ。元警視長。現・警察長指定シニア広域技能指導官。医学博士。

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