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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】重症者の治療とワクチン接種、日本の医療従事者が向き合う“二正面作戦” (1/2ページ)

 すでに1年以上も続いている新型コロナウイルスの流行を人間とウイルスの戦争としてみると、戦勝国は台湾、ニュージーランド、オーストラリア、敗戦国はインドやブラジルになりつつあります。

 現在、9都道府県に「緊急事態宣言」が出されている日本は、残念ながら敗戦国の仲間に入ると言わざるを得ません。近世になってから戦争に負けたことがない米国と英国は、今回もあっという間に戦勝国になりました。

 新型コロナウイルスとの戦争に勝つために必要なワクチンという武器を国民に集中的に接種したからです。5月8日現在のワクチンの接種率をみるとアメリカは46%、イギリスは52%です。ちなみに日本はOECDで最下位の3%です。

 日本の医療従事者は重症者の治療と大規模なワクチン接種という二正面作戦を迫られています。ワクチン接種が終われば治療に専念できますが、当分のあいだ医療従事者は二正面作戦を強いられます。さらにオリンピックとパラリンピックが熱中症対策が必要な真夏に開かれるので、医療従事者は二正面作戦どころか三正面作戦になります。

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