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【医療 新世紀】専用サイトで「心の不調」セルフチェック AIで診断精度の向上期待、医療支援を視野に実証研究 (1/2ページ)

 昨年来の新型コロナウイルス感染症の流行下では、感染への恐れや新しい生活様式への不安などにより精神的なストレスが高まっている。国立精神・神経医療研究センター(東京)は、そうしたメンタルヘルスの不調を抱えた人を専用ウェブサイトによるセルフチェックで見つけ出し、専門家による適切な相談や治療につなげられないか、実証研究を開始した。

 ▽高まる不安

 新型コロナの流行では、多くの人が医療機関の受診を控えている。

 精神科医で研究の代表である中込和幸同センター理事長(神経認知機能)は「受診者の不安が高まっている。もともと精神科の受診はハードルが高いが、その傾向がいっそう強まった」と話す。

 今回の研究では、より簡便なインターネットをメンタルチェックの導入として活用することで、医療を必要とする患者を見つけ出し、こうした受診しない人へ医療が届けられるかどうか、確かめるのが狙いだ。

 研究チームは、メンタルの不調を抱える人が自身で気軽にチェックする入り口として、ウェブサイト「KOKOROBO(ココロボ)」を開設。アクセスした人は誰でもこのサイトで心の状態のチェックを受けられる。

 ▽アプリ利用も可

 ココロボではまず、最近1週間の「気持ちのつらさ」や「日常生活への支障」を10段階で自己評価。ページごとに「気分」「不安」「睡眠」の質問にチェックを入れるだけで一定の評価をしてくれたり、受診を薦めたりしてくれる。

 メンタルサポートのためのアプリ利用も可能。アプリ上に書き込んだ内容に応じて心の不調への対処の仕方が学べる。

 このウェブサイトは誰でも利用できるが、加えて研究の被験者として参加できる地域は限られている。この研究に自治体の協力が得られて地元での相談、受診態勢が整っている東京都小平、三鷹、武蔵野の各市と世田谷、新宿、千代田の各区、埼玉県所沢市と愛知県新城市の居住者だ。

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